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【小鳥編集室刊】フクちゃんを救え! 池袋負傷猫をめぐるいのちの記録

¥1,650 税込

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2020年2月末の池袋で、一ぴきの負傷猫は発見されました。
大きな傷を負った姿を見て、救いたいと集まった人たち。
著者の猫澤靖も、初めての捕獲体験に挑みます。
そのとき、保護猫団体・NPO法人東京キャッツアイ代表の
長谷川幸子さんという強力な助っ人が現れて!?

その後、懸命な捕獲活動の末に無事に保護された負傷猫は、
「フクちゃん」と名づけられ、いまも治療と向き合いながら
 必死に生きています。

この本は、フクちゃんとフクちゃんを救った長谷川さんの、
「いのちの記録」です。


【一章 フクちゃんから見た世界】
繁華街・池袋で生きていた、1ぴきの名もない猫。
ある日とつぜん起きた“それ”によって、なにもかもが信じられなくなってしまう。
それでもあたたかいヒトたちに囲まれて、傷をいやしていく……。
フクちゃんの心の声に耳をすませた物語です。

【二章 池袋負傷猫フクちゃん】
SNSで発信された、1枚の写真。
そこには、背中からおしりにかけて大きくえぐられて赤黒くなった、
1ぴきの猫が写っていました。
懸命な捕獲活動の末、保護された負傷猫の「フクちゃん」。
傷だらけだったフクちゃんの捕獲活動から、1年以上にわたる治療の記録です。

【三章 東京キャッツアイと長谷川さん】
「みーんな同じいのちだから」。
保護猫団体・東京キャッツアイ代表の長谷川幸子さんの言葉です。
30年以上もの間、外の世界で生きている猫たちの保護、
お世話をしてきた彼女にとって、どんな猫も大切なひとつのいのち。
その確固たる信念のもと運営されている、東京キャッツアイの日常がつづられています。
猫のいのちを守る現場、お見せします。

※小学5年生以上で習う漢字にはふりがながついています。
※発売日である2022年1月26日以降、順次発送いたします。


【著者】
猫澤 靖(ねこざわ せい)
札幌市出身。
15年前に保護猫2ひきを育てはじめるが、いつのまにか猫に育てられている。
現在は、先住猫に加え、保護した難病猫と預かりボランティアの子猫、あわせて5ひきと暮らす。
小説やエッセイなどの執筆のかたわら、
猫を通して出会った友人や、熱心な保護猫活動家の方々に魅せられ、
ボランティア活動や定期的な物資支援などを行なっている。
どんなハンデがあろうとも幸せになれる道があると信じ、猫たちの暮らしのかたちを日々模索中。 
著書に『エーテルの衝撃』(講談社)がある。

発売日:2022年1月26日
単行本:136ページ

装丁・デザイン・DTP:向阪伸一、岩間佐和子(ニシ工芸)
写真:小野智光、猫澤 靖
編集:千葉夏季、落合加依子(小鳥書房)
印刷・製本:シナノ書籍印刷
取材協力:久保貴史、渡邊美智代(エイムクリエイツ)
出版社:小鳥編集室

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【勝間 進(東京大学農学部 教授)より】
「保護猫活動」「シェルター」「地域猫」。これらは日頃からよく耳にする言葉ですが、多くの人がその実態を理解しているとは言い難いものです。私自身、保護猫の譲渡や預かりボランティアを通して、やっと少しずつですがその背後に潜む問題とともにわかってきたところです。
本著では、いろいろな視点から保護猫活動やその背景について、具体例をあげて記載されています。特に負傷猫を捕獲する時の実際やその治療の困難さ、保護活動を行っている方の生活が詳細に説明されており、それぞれが理解しやすい構成になっています。個人的には、保護猫活動には親身となってくれる病院との連携が不可欠であることや、猫にとっての本当の幸せが何かを常に考える必要があることを再認識するきっかけとなりました。
本著で登場する保護活動では、「猫ファースト」の方がどのような想いで活動をされているのかが詳細に記載されています。また、それと同時に、地域で暮らす猫や保護活動に対していろいろな思いを持つ人たちがいることにも触れられています。さらに、保護活動には継続性が必要であり、そのためには持続的な収入や支援とともに政治的な連携が必要であることにも言及されています。小中学生の方には一回読んだだけですべてを理解するのは難しいところもあるかもしれませんが、一度手にとってほしいと思います。本著との出会いが様々な年代や立場の人にとって、猫をはじめとする地球上の生物たちと共生していくとはどういうことなのか、一度立ち止まって考えてみる良いきっかけになると思います。

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